【TED】「How caffeine and alcohol affect your sleep」カフェインとアルコールが眠りにどう影響するか
価値のあるアイデアを世に広めていくこと(Ideas Worth Spreading)を使命としているTED。
一日空いてしまいましたが、今日も引き続いて、脳科学者で睡眠に関する動画をTEDに多数投稿しているMatt Waker氏による2020年9月のスピーチのシリーズ(Sleeping with Science*1)から。
なお、本シリーズは全部で9つのスピーチで構成されており、今日の動画はその2番目のスピーチにあたります(1番目のスピーチの概要をまとめた記事はこちら)。
『How caffeine and alcohol affect your sleep』(カフェインとアルコールが眠りにどう影響するか)。
<目次>
約5分弱と短めの動画ですので詳しくはぜひ観てみて頂ければと思いますが、in a word(要すれば)、カフェインとアルコールが眠りに与える影響は以下です。
1.カフェイン
- 向精神物質(精神を活性化させる物質)に分類される
特徴1:カフェインの効果は、多くの人が考えているより長く続く
- カフェインは、平均的な成人で、摂取から5~6時間後の段階でまだ約50%体内に残っている
- 摂取から10~12時間後でも、まだ約25%残っている
- したがい、例えば午後2時にコーヒーを飲んだとして、午前0時でもまだ脳に影響があることになる
特徴2:カフェインは、眠りの質に影響を与える
- カフェインは、Non REM睡眠の③、④ステージの割合を減らす。【シリーズ最初の動画で紹介されていた通り、③、④ステージは深い眠りで、免疫システムや循環器系の回復を促します】
2.アルコール
特徴1:アルコールは、沈静物質に分類される
- しかし、沈静状態は、自然な眠りではない。
- アルコールによる沈静状態では、脳波の発火が消えてしまう。
- 他方で、Non REM睡眠の深い眠りの状態では、むしろ数百から数千の細胞が突然発火し静まり、発火し静まるということが繰り返され、大きな脳波を形作る
特徴2:アルコールは、睡眠を分断する
- アルコールは、神経システムを活性化させ、何度も脳を目覚めさせる
特徴3:アルコールは、REM睡眠を妨害する
- REM睡眠状態では夢をみる場合が多く、創造性や精神・感情の健康に役立つ
- アルコールは、REM睡眠を妨害する
・・・
カフェインの効果って12時間も続くんですね。知らんかった。
そう考えると、少なくとも午後以降はコーヒーを控えたほうがよさそうですね。
私はほぼカフェイン中毒で普段コーヒーを1日5, 6杯飲むのですが、このシリーズを見始めてから、午後のコーヒーをデカフェにしてみています。あんまり眠りが深くなった実感はまだ無いですが…。
また、アルコールも、平日はなるべく夕食時の晩酌一杯にするよう、努力中。
でも、適当につまみつつお酒を飲みながら料理するのが趣味の一つなので、 週末はつい飲んじゃうなぁ。
どのくらいのアルコール摂取で眠りにどの程度影響があるのか、知りたいところです。
【おススメ度:★★★★☆】(英語学習への個人的おススメ度です!)
<語彙力UPクイズ>
【脚注に答えがあります】
-
puritanical*4
<復習クイズ>
英語の勉強は復習も大事。
今日は過去の語彙力UPクイズから以下出題です。
- accentuate
- accident will happen
もしわからない表現がありましたら、答えは以下記事で!
someoneinthisworld.hatenablog.com