【TED】「A walk through the stages of sleep」睡眠の各ステージを概観する
[記事編集履歴:2020年12月11日最終更新]
価値のあるアイデアを世に広めていくこと(Ideas Worth Spreading)を使命としているTED。
今日も引き続いて、脳科学者で睡眠に関する動画をTEDに多数投稿しているMatt Waker氏による2020年9月のスピーチのシリーズ(Sleeping with Science*1)から、以下をピックしてみました。
なお、本シリーズは全部で9つのスピーチで構成されており、今日の動画はその最初のスピーチにあたります(最初から順番で見ていけばよかったのですが、順番があることに今気が付きました…)。
『A walk through the stages of sleep』(睡眠の各ステージを概観する)。
約5分弱と短めの動画ですので詳しくはぜひ観てみて頂ければと思いますが、in short(要すれば)、睡眠は以下に分類できます。
- Non REM睡眠(Rapid Eye Movementが無い睡眠):眠りの深さによって、①~④のステージに分けられる。①~②の浅い睡眠では、心拍数は減り、体温が下がり、脳波の活動が静まっていく。③~④になると、逆に脳波が力強く活発になる。このステージにおいて、免疫システムが充填され、循環器系が回復し、記憶が統合される。
- REM睡眠(Rapid Eye Movementがある睡眠):脳波の活動が活性化し、夢をみる。感情の癒しがみられ、創造性の高まりや、難しい問題の解決につながるような情報の再構成が行われる。
- Non REM睡眠とREM睡眠は、90分ごとに入れ替わり立ち代わり訪れる。
- 夜の前半は、Non REM睡眠の③、④ステージとなることが多く、後半はREM睡眠かNon REM睡眠の②ステージとなることが多い。
- もしいつも午後10時に寝て午前6時に起きる8時間睡眠の人が、何かの理由で午前4時に6時間睡眠で起きたとする。そうすると、睡眠時間だけでみると25%のロスだが、眠りの後半に訪れるREM睡眠の時間は50%かそれ以上失われているかもしれない。
よく聞くレム睡眠の「レム」って、Rapid Eye Movementの略だったんですね。知らなかった…。
睡眠時間が短くなると、レム睡眠の時間が特に短くなるっていうのも初耳でした。面白いですね。
そうすると、感情の癒し等が難しくなるんだなぁ。
昨日の動画でも、Matt氏は充分な睡眠は感情の安定に大事と言っていましたね*2。
勉強になります!
同シリーズのこの後のスピーチでは、REM睡眠やNon REM睡眠の詳細について語られるようです。
【おススメ度:★★★★☆】(英語学習への個人的おススメ度です!)
<語彙力UPクイズ>
【脚注に答えがあります】
-
fixate*5
<復習クイズ>
英語の勉強は復習も大事。
今日は過去の語彙力UPクイズから以下出題です。
- right off the bat
- innocuous
- nefarious
- etymology
- fiddle with
もしわからない表現がありましたら、答えは以下記事で!
someoneinthisworld.hatenablog.com
*1:Sleeping with Science | TED.com
*2:someoneinthisworld.hatenablog.com
*3:意味:爆発する
*4:意味:循環器系
*5:意味:固定させる