英語で世界を広げたい!~英語学習&見聞録~

バイリンガルを目指す学習記録、勉強法、その他英語ネタ。同じように英語で世界を広げたい!と思っている人の参考になれば幸いです。

【TED】「The power of vulnerability」心の弱さの力

[記事編集履歴:2020年11月9日最終更新]

価値のあるアイデアを世に広めていくこと(Ideas Worth Spreading)を使命としているTED。

TEDが公式にお勧めしている25個の最も人気の動画を収録したPlaylistがありますので、これを一つずつ観ていっています。

 

今日の動画は、『The power of vulnerability』(心の弱さの力)。

www.ted.com

社会福祉学者Brene Brown氏による2010年のスピーチ。

要すれば、人との良い関係性をもち、人生の喜びや愛を感じるには、自分の心の弱さを、心を麻痺させて遠のけるのではなく、ありのままに受け入れることが重要とのこと。

Brene氏が人と人との関係性(connection)について研究している時、関係性について理解する鍵は「恥」(Shame)、つまり「関係性喪失(Disconnect)への恐れの感覚」であると気づいたといいます。同氏によれば、「恥」とは「自分は充分ではない、完璧ではない」という誰もがもつ感覚であり、それは「心の弱さ(Vulnerability)」からくるもの。そして、他者と関係性を築けている人々は、このVulnerabilityを受け入れている人、自分が完璧ではないことを受け入れている人である、と。

弱肉強食の現代社会では、つい人前では強がってしまいがちですし、SNS等では「完璧な自分」を演出しがちですが、実は心の弱さや自分の弱さを素直に認めて受け入れるほうが、より自己肯定感を高めて他人と良い関係性を構築することができる、というのは少し皮肉な感じもしますね。

いかにもマッチョイムズが幅を利かせていそうな米国(この動画は、ヒューストンで行われた講演を撮影したものです)で、こういった講演がウケるのは、面白い現象だなと思いました。みんな強がっているけど、意外とそんな社会に生き苦しさを感じているのかもしれません。

自分に照らして考えてみると、自分の弱さやもろさを心から受け入れる、というのは簡単ではないな、と感じます(なんとなく、自分の弱さを受け入れることは、そのままでいることへの甘え、成長しないことへの言い訳、になってしまうような…)。まして、講演の締めくくりで言われているように、自分の心の弱さをさらけ出すというのは、結構勇気がいることだなと思いました。

まだちょっと理解しきれていないところもあるので、また時間を置いて観てみたいなと思う動画でした。

 

なお、この講演のテーマになっているvulnerabilityは、公式のTranscriptでは「心のもろさ」と訳していますが、ちょっとこれだけだと英語のニュアンスを表しきれてないかも。弱さとか、繊細さとか、そういったニュアンスを含んでいるように感じます。

 

【おススメ度:★★★★☆】(英語学習への個人的おススメ度です!)

 

<語彙力UPクイズ>

【脚注に答えがあります】

  • perception*1

  • excruciating*2

 

 

someoneinthisworld.hatenablog.com

 

*1:意味:物の見方

*2:意味:耐え難い、極度の