【おススメTED:★★★★★】なぜ「怒り」は時には大切か
価値のあるアイデアを世に広めていくこと(Ideas Worth Spreading)を使命としているTED*1。
インスピレーションを受ける情熱的なスピーチから、頭をひねるクイズまで非常に幅広い分野の動画があり英語の勉強にも最適。
なるべく毎日一本は観るようにしています。
今日も面白かった動画をご紹介したいと思います。
なぜ「怒り」は時には大切か『Why Some Anger Can Be Good For You』
「怒り」について研究するRyan Martin氏による約13分のスピーチ動画。
いつもより少し長めですが、非常に興味深い動画でした。
コントロールできない「怒り」は、場合によっては人間関係に悪影響を与えたり、社会生活が破綻するような結果をもたらすこともあるので怖いですよね。
「アンガーマネジメント」が巷で流行っているのも納得。
私も、追いつめられたりストレスが高い状態に置かれると怒りっぽくなったり感情的になってしまうこともあり(今も仕事がてんてこまいでかなり厳しい状態です…)、「怒り」について学んでみたいなと思って今日はこの動画にしました。
ポイントは以下。
・怒りは人生において健全な力であり、力強い味方である。
・怒りを感じるのは良いことであり、必要なこと。
・人が怒る原因には、不快な状況や不公平に感じる状況等があるが、これらの「刺激単体」が怒りを引き起こすわけではなく(刺激が怒りをもたらすのであれば、皆が同じ刺激で同様に怒らないとおかしい)、その人が刺激を受けた瞬間にしていることや感じていること(「怒る前の段階」)にも影響を受ける。つまり、空腹だったり、疲れていたり、時間に遅れそうだったり等。
・しかし一番大事な要素は、刺激をどう解釈するかである。
・解釈には、出来事をそのものの良しあし等を評価する「一次評価」と、それが自分の境遇にとってどういう意味をもつのかを評価する「二次評価」がある。例えば、「前の車がノロノロ運転をしているからいやだな」というのが「一次評価」、「でも急いでいないからいいや」または「待ち合わせに遅刻しそうなのに!」というのが「二次評価」。
・怒りを感じた場合の典型的な思考の流れとしては、「破局的思考」、「因果関係の誤解」、「認知のゆがみ」等がある。
・しかし、時には筋の通った怒りもある。人間に怒りという感情があるのは、怒りが進化にとって優位に働いたからである。怒りにより心拍があがり、呼吸が荒くなり、汗をかく等の「闘争・逃走本能」が作動し、厳しい大自然に対処できた。
・現代では祖先がしたような怒りを使った物理的な戦いは不要であるが、現代の人間には、「感情を制御する能力」がある。これを使って、怒りを暴力や攻撃ではなく、問題を解決するための行動に向けることができれば、怒りは役に立つのである。
【おススメ度:★★★★★】(英語学習への個人的おススメ度です!)
<語彙力UPクイズ>
【脚注に答えがあります】
<復習クイズ>
英語の勉強は復習も大事。
今日は過去の語彙力UPクイズから以下出題です。
- beseech somebody to do something
- beset
- besmirch
- besotted by/with somebody/something
- long in the teeth
もしわからない表現がありましたら、答えは以下記事で!
someoneinthisworld.hatenablog.com
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