英語で世界を広げたい!~英語学習&見聞録~

バイリンガルを目指す学習記録、勉強法、その他英語ネタ。同じように英語で世界を広げたい!と思っている人の参考になれば幸いです。

『日英語表現辞典』:英和の部「B」

 

よく使われる割にノンネイティブにはぴんとこなかったり、辞書そのままの意味だと正しく使えなかったり、一見簡単だが実際は複雑なニュアンスをもった言葉を集めた表現集、日英語表現辞典。

40年前の本ですが、今でも勉強になります(さすがに古いので、「あれ?」と思ったところを調べてみたりすると、それはそれで面白い)。

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本書は、「英和の部」と「和英の部」に分かれており、前者のBで取り上げられている表現で気になったものをピックアップしてみました。

  • Battle/War:「試合に勝って、勝負に負けた」というとき、Battleが「試合」で、Warが「勝負」。You can win all the battles and still lose the war、といった形で使われる。
  • believe in:I belive in youというと、「あなたを信じている」というのを超えて、「あなたを師と仰いでいます」というような、積極性をもった言葉となる。I don't believe in tricksは、「トリックがいいとは思わない」というニュアンスを超えて、「トリックを使っても何にもならない」(I don't think tricks will pay)という意味合いとなる。
  • bite the dust:戦場で、馬から落ちて砂を噛んで死ぬことから、転じて、failureや惨敗という意味となった。Another small business bite the dust this week、といった形で使われる。
  • book:真理や法則、価値観の意味で用いられることがある。Free love is wrong in my book、等。
  • bottom line損益計算書の一番下にある「純利益」の意味。本書では、Bottomline isで「本当のことを言えば」「有り体に言えば」の意味としても使われると紹介されているけども、自分としては、「要は~」「結論としては」という意味で用いられる場合をよくみるように思う(Oxford Advanced Learners Dictionaryでもそのように説明されている)。40年前と使い方が変わったのかな。
  • break:本書では、Give me a breakを「Do me a favor」の意味と紹介している。でも、現在では「勘弁してくれ」というニュアンスで使われるのが通常かと。
日英語表現辞典 (ちくま学芸文庫)

日英語表現辞典 (ちくま学芸文庫)

  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: Kindle
 
 

 【おススメ度:★★★★★】(英語学習への個人的おススメ度です!)

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