【おススメTED動画】ストレスを友達にする方法「How to make stress your friend」

価値のあるアイデアを世に広めていくこと（Ideas Worth Spreading）を使命としているTED*1。

TEDが公式にお勧めしている25個の最も人気の動画を収録したPlaylistがありますので、これを一つずつ観ていっています。

今日の動画は、『How to make stress your friend』（ストレスを友達にする方法）。

www.ted.com

健康心理学者のKelly Mcgonigal氏による2013年のスピーチ。

14分程と標準的な長さです。人気があるTop 25のPlaylistに入っている動画はいずれもよいですが、この動画も英語がきれいでリスニングに最適かと思います。

それにしても、いつも思うのですが、TEDに出てくる人は短くても10分程度長いと20分近く、メモも無くスラスラとスピーチしていて圧倒されます。

相当練習しているのだろうけど、すごいなぁ。

こういったプレゼンができるようになったらいいなと憧れます。

さて本題の「ストレスと友達になる方法」。非常にシンプルです。

・「ストレスが健康に悪い」と思わないこと

・他人への思いやりに時間を使うこと

これらはいずれも科学的研究により裏付けられています。

人間はストレスを受けると通常心拍数が増えて血管が収縮します（そしてこの収縮が健康に悪影響を及ぼします）。しかし、研究によれば、「ストレスは有用であり、健康に害のあるものではない」と考えていると血管の収縮が起こらないため、実際健康に悪影響は起こらないのです。考え方一つで、体の反応が変わるというのは面白いですね。

また、ストレス反応が起こると、オキシトシンというホルモン（別名「抱擁ホルモン」）が分泌され、他の人々との親密さを強めるような行動を促すと共に、心血管を弛緩させ、ストレスの悪影響から守ってくれます。さらに、他人を思いやるような行動をとると、オキシトシンがより分泌されることがわかっています。したがって、他人を思いやることに時間を使えば使うほど、よりストレスに強くなるのです。

現代社会で、ストレスから完全に逃れるのは難しいですが、ストレスが悪いものではないとわかれば、心強いですね。

【おススメ度：★★★★★】（英語学習への個人的おススメ度です！）

＜語彙力UPクイズ＞

【脚注に答えがあります】