英語で世界を広げたい!~英語学習&見聞録~

バイリンガルを目指す学習記録、勉強法、その他英語ネタ。同じように英語で世界を広げたい!と思っている人の参考になれば幸いです。

とあるTED動画に影響を受けて、ブログのタイトルを変えました。

「英語中級者がバイリンガルを目指すブログ。」

というタイトルでしばらく*1やっていましたが、この度、

「英語で世界を広げたい!~英語学習&見聞録~」

というタイトルにしてみました。

タイトル下の説明文に、「英語中級者がバイリンガルを目指す学習記録」という形で元のタイトルを残しています。

 

・・・

 

なんで変えたかといいますと、きっかけは、昨晩いつものように観ていたTED*2の人気動画の一つ。

www.ted.com

 

この動画は、「Whyから始めよ」という本*3を書いたSimon Sinek氏の講演で、タイトルは「How Great Leaders Inspire Action」(【おススメ度★★★★★】。リスニングの勉強に最適)。

偉大なリーダー(アップル、ライト兄弟マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師等)がどうやって周囲を動かし、傑出した成果を出したか、というお話でした。

 

詳しくは動画を観て頂ければと思うのですが、要すれば、

  • ほとんどの人は、何かをするときに、What→How→Whyの順でやる。
  • 偉大なリーダーは、Why→How→Whatの順でやる。

というものでした。

つまり、確固としたWhyが先にあり、そこからHowとWhatが導かれる、と言うんですね。

例えばアップルは、

We make great computers. [What]

 

They're beautifully designed, simple to use and user friendly. [How]

 

Want to buy one? [Whyは無し。]

とは言わない。

Everything we do, we believe in challenging the status quo. We believe in thinking differently. [Why]

 

The way we challenge the status quo is by making our products beautifully designed, simple to use and user friendly. [How]

 

We just happen to make great computers. [What]

Want to buy one?

と、まずWhy(有名な、「Think Different」というスローガンですね)から伝える。ここが、多くの競合他社との違いである。

人を動かすのは、この「Why」の部分である。

だから、アップルはコンピューター会社だという意味では競合と本質的には何も変わらないけれども、皆アップルから製品を買うのだ、という説明でした。

 

講演自体は非常に魅力的かつパワフルでおススメなのですが、率直なところ、この説明を聞いて、「言うは易し、行うは難し」、結果論(生存バイアス)的なところがあるかなあと若干感じました(短い動画を観ただけなので、著書を読むとまた違うのかも…)。

アップルと対比して悪い例で挙げられているのがDELLで、DELLも品質的には十分素晴らしいコンピューターを作るが、Whyが無い。だから、例えばDELLが音楽プレイヤーを作っても、「なぜコンピューター会社が音楽プレイヤーを作るのだ」と思われて売れないのだ、というのです。でも、これって結局マーケティングの差なのではなかろうか。DELLもきっと何かWhyにあたるスローガン自体はもっていて、ただアップルの方がアピールがうまかったのではないか、という気もします。

あるいはひょっとすると、そこにはたしかにWhyの有無の差があったかもしれないですが、そこでいうWhyって、人間の根源的なところからくる強烈なWhyである必要があり、「Whyから始めよ」というやり方だけ知っていてもそう簡単に作り出せるものではないようにも思います。

 

・・・

 

ただ、よくよく考えてみると、もう学校もとっくの昔に卒業して試験等を受ける必要はなく、留学もして職にも就いていて、仕事での英語にはそこまで不自由しておらず(専門は別にあるので、英語はネイティブ並みでなくても困らない)、これ以上英語を勉強する必要性はあまり無いのに、自分はなぜ英語を上達させたいのか、ネイティブレベルのバイリンガルを目指したいのか、Whyはあるかな、とふと思いました。世界を変えたSteve Jobsのような強烈なWhyがある訳ではないものの、洗い出してみたのが以下です。

  • ネイティブへのコンプレックスの克服:中学生になる頃、しばらく親に連れられて海外に住んで現地校に通ったことがあります。当時は英語力ゼロ、周りはネイティブで何を言っているかわからず、中学生の年頃なので自我も出来ていて、非常に溶け込むのに苦労しました(結局、溶け込みきれないまま、少し英語がわかるようになってきたかな、という位で帰国してしまったのですが)。習ったこともないのでできなくて当たり前ですし、「英語ができない」という事実以上でも以下でも無いのですが、多感だった当時は英語ができないという事だけで何もかもダメだと感じてしまい、ネイティブスピーカーに対して強いコンプレックスを感じたことを今でも覚えています。というか、いまだに少し感じます。このコンプレックスを解消したい、というのが根源にありそうです。
  • 非ネイティブなのにネイティブ並みの人達への憧れ:自分の周りには、非ネイティブで、大人になってから学んだのに、話すのだけを聴いているとネイティブと全く変わらないレベルの人(英語はもちろん、非日本語ネイティブで日本語がネイティブ並みの人もいますし、その他言語でそのレベルの人もいます)が結構います。「あの人たちは語学の天才だから」と片付けるのは簡単なのですが、一歩でも近づきたいなと憧れを感じています。
  • 英語の映画やドラマ、小説等を、字幕や辞書無しで楽しめるようになりたい:今でもレベルによっては字幕等無しで理解できるものもあるのですが、まだまだ完璧とは全然言い難い。多くの作品は和訳されていたり日本語字幕があったりするものの、それが無いものももちろんたくさんあるので、英語でそのまま理解できれば、世界が広がっていいなと思います。
  • 単純に新しいことを知るのが好き:英語に限らず、今まで知らなかったことを知れたり、出来なかったことが出来るようになることに喜びを感じるタイプです。

そんなこんなで色々考えた末、英語を上達させる中で、色んな意味で新しく世界が広がっていくといいな、と思って、新たなタイトルにしてみました。

同じように英語で世界を広げたい!と思っている人にも参考になるような記事をかけたらいいなと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

*1:と言っても、まだ本ブログ始めて20日ちょいですが

*2:以下の記事ご参考。

 

someoneinthisworld.hatenablog.com

 

*3:動画が公開されたのと同時期に出版された本のようです。